いつかすべての恋が思い出になる (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年2月24日発売)
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本棚登録 : 148
感想 : 9
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妊娠、結婚、子育てと、恋愛とはしばらくかけ離れた生活をしていたので、今の自分が忘れかけた感情を呼び起こしたくて、手に取った。

読み始めてしばらくは「あーね。」って感想。
恋愛市場最前線で生きる女性のエッセイ。
今の自分とは無縁すぎて、読んでなんになるんだ。
と虚しくなりました。

しかし、しばらく時間を置いて途中から読み始めたら、なんということでしょう。
ぐいぐい引き込まれる。

自分の夫婦関係に大きな変化があったからというのが大きいが、今までの自分の人生において、恋愛の存在がいかに大きかったか、いかに人生を潤してくれたかに気付かされた。

そして、これからも、子供がいようと関係なく、ときめく気持ちが、人生をより良くしてくれるのだと思わされた。

とても胸がいっぱい。

すてきな本でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月3日
読了日 : 2021年4月3日
本棚登録日 : 2021年4月3日

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