昼は日替わりの手の込んだランチが、夜はワインを傾けつつ前菜からメインまで楽しめる古書カフェすみれ屋。
あまりに料理が充実しすぎて、カフェではなく十分レストランだろ!と突っ込みを入れたくなるスミレ屋の物語は、少々問題を抱えたカフェの客に、スミレ屋古書担当の紙野君が書籍を押し売りし、客の問題をすっきり解決してゆく。
ブックカフェを経営する割に書籍知識の浅いすみれさん。
あまりに洞察力優れ過ぎの紙野君。
ストーリをほぼほぼ1ページ分断する料理解説。
そして何より、
書店の中で揚げ物や焼き物をする。
売り物の本を読みながら飲食する。
って、ありなの?
と突っ込みを入れつつ読了。
しかし、お客さんの悩みは幼児虐待、セックスレス、夫婦愛と巷でも話題の問題で、その解決本はいずれも興味深い。
早速、ワインを傾けながら古書を探せるカフェを探してみよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年5月20日
- 読了日 : 2016年5月16日
- 本棚登録日 : 2016年5月19日
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