千野さん新シリーズ。文春文庫でも本を出すようになったんですね。売れっ子みたい。
以前に出していた『出世侍』の商人版でしょう。一巻は借金まみれからなんとか一息付けそうなところまで。さてどんなスピードで出世していくのか?
ところで重要な役どころで出てくるのが手塚良庵。手塚治虫の曽祖父です。手塚良庵と言えば『陽だまりの樹』。ついつい読み返してしまいました。既読なんだけど覚えていない部分多し(年のせい)、ということもありやはり面白い。そちらと突き合わせるとこちらは安政年間の話のようですね。これから安政の大獄、コロリの流行、さらに牛痘問題等々大変動の時代。時代小説に歴史を考えるのは野暮だとは知りつつ、これからどう描かれるのか気になるところ。
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- 感想投稿日 : 2020年10月16日
- 読了日 : 2020年10月15日
- 本棚登録日 : 2020年10月15日
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