革命のライオン (小説フランス革命 1)

著者 :
  • 集英社 (2008年11月26日発売)
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本棚登録 : 271
感想 : 39
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ベルばらでお馴染みの人物達ーミラボー、ロベスピエールなどーが登場するけれど、描かれ方は違っていて(ミラボーが非常に魅力的で、ロベスピエールが意外にヘタレ)面白かったし、経緯ももっと詳細まで理解できた。
三部会が開催され空転するまでは、ルイ16世は平民に人気があったり、不可侵の存在だと思われていたり…ということも、王家は憎まれていたのだろうと思っていた私にとっては新鮮で、驚きだった。王政側と平民とで全く相互理解が成り立っていないのも、革命の行く末を知っている人間からみると、こんな些細な(?)行き違いからあんな革命が起こったのかと思うと、不思議に感じられた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代もの
感想投稿日 : 2015年3月30日
読了日 : 2015年3月30日
本棚登録日 : 2015年3月20日

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