2020年 世界経済の勝者と敗者

  • 講談社 (2016年1月26日発売)
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アベノミクスを支える経済学者人の考え方。
浜田さんはアベノミクスそのものという感じ。
若干ニュアンスの違うクルーグマンのポイント備忘録。
TPPに対してクルーグマンは否定的。貿易面で大した効果はない。紛争解決などの考え方などに問題あり。
アベノミクスの成功確率は50%。
とにかくなりふり構わぬ景気刺激策を。
インフレターゲットは倍の4%でいい。
公共投資出動を。
当面の財政赤字は問題なし。消費税凍結あるいは5%へ減税。
アベノミクス成功の鍵は国民マインドがインフレ期待になるかどうか?
人口増加策は必要だが、当面は女性の高度職制進出と高齢者の活躍でつなぐ政策が重要。
通貨統合し財政統合のできていないEUは無理な形。
いずれ危機は起こる。
中国バブルはいずれ崩壊する。

しかし、ここにある考え方自体バブルを生み出す政策のような気はする。
現状のアメリカについても金利引き上げはダメだという言い方だが、バブル崩壊をコントロールしながら最善の道を選ぶにはどうしたらいいかという答えはなかった。

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カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2016年4月13日
本棚登録日 : 2016年4月13日

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