秘密機関 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2003年11月11日発売)
3.74
  • (31)
  • (37)
  • (58)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 336
感想 : 50
3

プロローグの舞台は1915年イギリス。
戦争の勝敗を決めてしまうという重要書類を運んだ船が沈没。
託された女性 ジェーン・フィンは行方不明。

うって変わって主人公トミーとヒロインタペンス、
秘密めいた何でも屋を始める。
ジェーンフィンを追ういくつかの組織から情報を得て…。

始めは「頭に浮かんだ」が万能で物語が転がっていった。
フィクションってこれ位の仮定を入れたほうが面白い。

解説の
・二人を冒険に駆り立てた真の理由は「退屈」だろう。
・実際のクリスティ夫妻を投影している部分あり。
・クリスティ作品初の映画化。ドイツで。
・コンビ探偵のきっかけになった。
などなどクリスティ作品についてよく説明していてGood!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年5月28日
読了日 : 2012年5月28日
本棚登録日 : 2012年5月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする