だるまちゃんとてんぐちゃん

著者 :
  • 福音館書店 (1967年11月20日発売)
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本棚登録 : 4767
感想 : 310
4

かこさとしさんの代表作。
だるまちゃんがてんぐちゃんの持ち物や服を羨ましがり、真似をしていく。
子ども心をドンピシャに捉えた絵本。

【ママ評価】★★★★
かこさとしさんの超有名作ということで、読んでみることに。
他にないストーリーという訳ではないけれど、だるまとてんぐというキャラクターによって唯一無二の世界が広がっている気がする。
短いながらもキャラクターの個性がしっかり感じられるし、子どもらしくて愛らしい。
何より絵や色味がだるまやてんぐにピッタリな雰囲気だし、そういうところからもかこさとしさんの世界観は確立しているように感じた。
あと、小物がいっぱい描かれているのが可愛い。
小さい物がいっぱい並ぶとどうしてこんなに可愛いらしいんだろう。
サラッと読んでもいいし、子どもと「これは何かな〜」なんて会話しながら読んでもいいし。
絵本の読み方が広がるポイントとしてもグッド。
ちょっと気になったのは表紙のだるまちゃんとてんぐちゃんの配置。
逆だったらタイトル通り、左にだるまちゃん・右にてんぐちゃんなのに、なんでわざわざ逆に配置されているんだろう。
子どもにもわかりやすいと思うし、そういうところも考えて描いてそうなのにな〜、不思議。

【息子評価】★★★★
予想以上に繰り返し読みたがった。
「てんうちゃん(てんぐちゃん)」は覚えていたけど、なぜかだるまちゃんは一言も発せず。
話の内容がわかっているかは微妙。
だるまとてんぐ自体よくわかっていないと思うし、登場する小物も馴染みのないものが多い気がする。
そういうはじめての世界に触れる絵本として良いと思うし、よくわかっていないのなら尚更絵本に魅力があるということかな。
息子は細かいところには食いつかずペラペラ読み進めたがっていたけど、読めば読むほど味が出る絵本なのかも。
読んでいくうちに理解できたり、小物に興味を持っていったり。
もうちょっと読んでみて、息子の反応の変化をみてみたい気もする。
2歳5ヶ月

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月5日
読了日 : 2024年3月5日
本棚登録日 : 2024年2月29日

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