極秘資料は語る 皇室財産 (文春新書 1379)

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  • 文藝春秋 (2022年9月20日発売)
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感想 : 5
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読後感は、気持ち悪い。

戦前と戦後の、皇室の予算資料を手に入れて、それを公開する内容。
戦前の皇室は独自の財源を持たれて独立しておられたが、戦後は、財政面では畏れ多くも首根っこ引っ掴まれてる状況で、確かにまあ、特に昭和天皇のお人柄が伺えたりするにはいいんだけど。

元々が、陛下に仕えられた方が個人で「持ち出して」いた資料。
マル秘であり、皇室のプライベートにあたるところもあって、話を振られた関係者が、ドン引きするほどのもの。

上皇陛下のご家族のプライベート、それこそ歯ブラシ何本買いたいんですがなんて内容、これ、たとえば宮内庁とか、許可とったんか。
皇室は存在自体が公だから、オープンにすべきとか言っとったが正気か。

第一級資料というのはいいが、研究したんか。
晒してだけで、何がしたいのん。なんか提言あったっけ?
公にどんな利益がある内容なん?

得意げなジャーナリズムが、鼻についた一本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月18日
読了日 : 2024年3月18日
本棚登録日 : 2024年2月25日

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