「リベラル」という病 奇怪すぎる日本型反知性主義

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  • 彩図社 (2018年1月30日発売)
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感想 : 11
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「リベラル」というと響きはいいが、日本でリベラルを名乗っているのはただの「反知性主義」。
理想というか信条というか、スローガンというか。
それのみを掲げて、過去も現状も顧みない。
なのに、ただリベラルとレッテル貼ると、その言葉から全く違う存在のように周りが勝手に考える。本人もか。
保守、というレッテルもそうだな。別に懐古主義でもなければ軍国主義でも、増してやファシズムでもない。
所謂ストローマン的なことをやりたがるのも、「リベラル」な気がするな。
左翼、についても、「ガラパゴス左翼」とバッサリ。
共産主義が何故ダメなのかに付いても、簡潔に、明快に論じてあって、すっきりした。

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感想投稿日 : 2019年10月25日
読了日 : 2019年10月25日
本棚登録日 : 2019年10月19日

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