自分の外見が他人と入れ替わる…というモチーフであれば、それを周囲が知らないというところからくる、アイデンティティの崩壊、というところに向かうのが相場だが、この作品はそこを早々とクリアし、むしろ、いままでの外見では考えたことのなかった他人の目線や他人の気遣いのような、これまでのコミュニケーションを見直すというところにテーマが向かう。「アオハライド」といい、最近のコミックの読者の関心が、恋愛よりも恋愛を軸とした周囲との人間関係にあるのだなあ、と思う。容姿ブスの女の子の徹底した歪んだ性格の描き方が良かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2016年1月27日
- 読了日 : 2016年1月27日
- 本棚登録日 : 2016年1月27日
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