何かにつけて自分にちょっかいを出してくるのが美少女だったら、それを悪く思う男子はあまりいないだろう。ましてちょっとその子のことが好きだったら。異性を好きになって、そのことを自分から告白できない場合、何とか向うから自分にアプローチしてこないだろうか、と妄想するのは誰しも経験があるはず。この作品は、好きな相手のほうから自分にちょっかいを出してくるところから始まるイチャイチャシチュエーションで全編成り立っている。1話1シチュ、である。主人公はヒロインを「さん」付けで呼ぶのに対し、ヒロインは主人公を呼び捨て。男子が女子に対していだく一般的な異性への関心と、主人公がヒロインに対していだいてる無自覚な好意を完全掌握しているヒロインから繰り出されるいたずらに主人公はつねに毎回してやられ、主人公は小学生っぽい発想から仕返しを企むも必ず返り討ちにあうという、大人に成りかけている女子と子供のままの男子という関係や「女の子が一枚上手感」というMっぽい萌えも堪能できる。でも、高木さんが主人公のことが大好きだ、ということがこの作品の一番の萌えポイントだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2016年4月3日
- 読了日 : 2016年4月3日
- 本棚登録日 : 2016年4月3日
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