習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法

  • みすず書房 (2015年8月18日発売)
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本棚登録 : 886
感想 : 60
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チェスのトッププレーヤーでもありながら、太極拳の世界でもトップに登りつめた著者が、習得のための方法論を自身のエピソードを交えながら語っている本になっている。

当然、トッププレーヤーの経験による方法論なので、難しいと感じるところもあったが、
読んでいて、考えさせられるというか、真似していきたいと思わせてくれる内容だった。

そもそも、能力や知識への考えとして、生まれつきや人によって得意不得意の決まっているものと考えるのでなく、誰でも少しずつ、身につけ、上達していけるというマインドセットは大切だと感じたし、
ゾーンに入るための習慣づくりの方法論、特に、困難な状況でも、むしろそれを利用して高い集中を保てるように訓練していくということは、この本を読むまであまり考えなかった内容で、勉強になった。

方法論としても、ドキュメンタリー的にもおもしろく読める良い本だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: B:スキル
感想投稿日 : 2023年12月25日
読了日 : 2023年12月25日
本棚登録日 : 2023年10月26日

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