幻の漂泊民・サンカ (文春文庫 お 34-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2004年11月10日発売)
3.46
  • (14)
  • (26)
  • (46)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 339
感想 : 27
4

先生が、ちゃんと資料を読み込んで、柳田大先生のアレとか、三角大先生のナニとかをばんばん批判して、
 サンカと呼ばれる人が、いつ出て来たかを説く。
 南方熊楠の「柳田君他の本州土人批判」がないーとか、
 他 なんか左翼の人権思想がどうたらがうざい―とか、
 いろいろあるのだが、読んでた次に、超絶人気マンガで、本著で「サンカのようなお話がドライブしそうだけど近世はまぁまともな人間扱いだった皆さん」にカテゴライズされる、炭焼きの少年が活躍するので、なんか、「あー」
本居内遠『賎者考』にああ言ふ山関係ないし。沖浦先生も「いわゆる非人関係に入ってないしサンカでもない」て言ってるし。

読書状況:積読 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月2日
本棚登録日 : 2021年2月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする