紺田照の合法レシピ(5) (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社 (2017年11月16日発売)
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本棚登録 : 76
感想 : 5
5

帯に騙された。「実写化」と大きく書かれていたので、ついに来たか、とテンションが高まったのに、まだ、企画進行中の状態だったか
いや、けど、企画が持ち上がっているだけでも、ファンとしちゃ嬉しい
ぜひ、講談社さんと編集部に頑張ってもらって、実現させてほしいもんだ
ただなぁ、紺田の見た目が若干のネックではある
いるかな、こんな容姿の俳優さん。傷は特殊メイクで何とかするにしろ、ここまでの威圧感を出せて、アクションも出来て、何よりも、料理の腕も必要となると、相当に厳選されちゃうかも知らん
個人的には、小林豊さんか、磯村勇斗さんなら容姿はともかく、料理の腕は満たしていると思う
まぁ、まだ、無名の俳優もいるし、紺田照って雄の魅力を存分に引き出してくれる逸材はいるはずだ。楽しみに待っていよう
先巻のラストで、ヒロインの真希の兄に正体バレってピンチを迎えていただけに、どうなってしまうのか、とハラハラしちゃいたが、こう来たか
いや、誤解しないでほしいが、落胆したわけじゃない。むしろ、感心っつーか、紺田への好感度が上がった。偶々かも知れないけど、運も実力の内である
しかし、今回はラッキーでどうにかなったが、発覚が先延ばしになっただけに過ぎない。今後、似たような危機は訪れるだろう。一体、どうなるのか、楽しみだ
そんな紺田だけど、今巻でも様々なピンチに遭遇し、ラストでは今まで以上に絶体絶命の状況に
ほんと、馬田先生、次への引っ張り方、読み手の期待の煽り方が上手い
そんで、料理も美味そうだった
どの料理も美味しそうで、食欲を刺激されまくりだった。その中でも、一番にヤバい、と思ったのは、この(5)の表紙も飾っている、豚バラ肉の梅煮だ。梅干しはあまり得意じゃないんだが、豚と相性が良いのは承知している。ほんと、そろそろ、圧力鍋を買おうかな。燻製器と同じで、一個ありゃ便利だし、料理の幅も広がるよなぁ
ストーリーで瞠目したのは、第34話「死霊の歯触り」だ。こういう、どんでん返し、大好物。紺田、話し方もレベルが高い
この台詞を引用に選んだのは、特に紺田照って男のカッコ良さが表れている、と感じ取れたので。世の中の難事は二つに分けられる、失敗すれば死んじまう事と、赤っ恥はかくが死にゃしない事だ。死なないって分かるなら、いくらでも笑われてやる、ほんと、紺田、男だなぁ。泥被れる男はモテるぞ。もしかして、恋愛ドラマにも新展開が?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック(講談社)
感想投稿日 : 2017年12月9日
読了日 : 2017年11月22日
本棚登録日 : 2017年11月16日

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