こんな言い方は失礼かも知れないが、「前巻より巧くなったなぁ」としみじみ感じられた2巻
あくまで、「読む」はともかく、「描く」が素人の目線で感じたものだが、惣司先生は自分の描き易いテンポ、姿勢と言い換えてもいい、自分だけのテンポを把握し始めているのだろう
画の目立っていた荒さは影を潜め、ストーリーにも落ち着きが含まれ出していた
王の葛藤、リリアの懊悩が、二人が育んでいる愛情を更に深める要因になっている所が、読み手に少女漫画の正道に乗り出したな、と期待を持たせてくれる
先に『星空のカラス』を読んで痺れてしまっていたので、どうしても、物足りなさを感じてしまうのだが、それでも3巻が愉しみになる充実感はあった
特に、新キャラ(?)イデアは可愛すぎるっっ
惣司先生、解っていらっしゃる
欲を言えば、次巻では首なし王が得意の魔術で、外敵を追い払うような、ちょっと緊迫感ましましの話が読みたいかな
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック(白泉社)
- 感想投稿日 : 2013年8月16日
- 読了日 : 2013年8月16日
- 本棚登録日 : 2013年7月19日
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