第161回芥川賞受賞作。友達になりたいというわたしが、「むらさきのスカートの女」について語りかけてくる小説。
都市伝説のように紹介する導入部から韻文のように「むらさきのスカートの女は…」と何度も繰り返される。わたし(黄色いカーディガンの女)自身も透明人間のように描かれている。その後、わたしの目論見通りに同じ職場で働くことになるが…
エンタメ小説と違って、仕事を極めるとか処世術とかお金のこととかには行かない。一瞬、テルマ&ルーズのような展開になる?と思わせるが、そうでもなく、でも、このちょっと怖くて不思議な世界にどっぷり浸かっていた。
それにしても、「むらさきのスカートの女は」と何回連呼しているのだろう?
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月3日
- 読了日 : 2024年3月3日
- 本棚登録日 : 2024年3月3日
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コメント 2件
みきっちさんのコメント
2024/03/08
カムニャンさんのコメント
2024/05/03