神と人類の真剣勝負、その四回戦目は、「史上最悪の殺人鬼」ジャック・ザ・リッパーが、「唯一無二の英雄」ヘラクレスに勝利しました。
死力を尽くして得た勝利ながらも、ジャックの心に宿るのは、自分を理解してくれた者と、もう会えない事実に対する喪失感。それを感じられるのならば、やはり、ジャックは血も涙もない殺人鬼であっても、心無き化け物ではないってことなんでしょう。
ジャックのおかげで、二勝二敗の状況に持ち込めた人類サイド。ここは、次戦も勝って勢いを付けたいが、神サイドは逆に負ける訳にはいかない状況。
人類サイドが第五戦目の戦士に選んだのは、相撲が好きであるならば、知っておかなきゃならない力士の一人。仮に、人類史上最強の力士を決めるのであれば、間違いなく、一位になるであろう漢、そう、雷電為衛門!!
最強すぎるが故に、「張り手」、「鉄砲」、「閂」、そして、「鯖折」、この四つの技を封じられてしまった、けど、全く意に介さず、最強であり続けた雷電です。
まさか、ここまで、三大欲求丸出しで、なおかつ、筋肉が異常発達してしまうって特異体質って“ハンデ”を負い、この戦いまで一度も全力を出せずにいたキャラクターにしているとは予想外。こういうぶっ飛んだ設定力は勉強になります。
そんな雷電と相対するのは、「メガテンシリーズ」愛好者であれば、終盤戦で絶対に主力にしていたであろうシヴァ。破壊神と言ったらシヴァじゃないでしょうか
果たして、このシヴァは、どんな過去を持っているのか、今からワクワクしています。
現時点で、どっちが優勢か、は判らない雷電vsシヴァから目を逸らせないのも当然ですけど、よもや、こんな場外戦が勃発するとは。攻めてくるなぁ、梅村先生w
さすがに、この場で決着しちゃうとは思えない。明らかに危なっかしい沖田総司が、ロキと釈迦、どっちと本戦で戦うのか、楽しみ。私的には、ロキと闘ってほしいトコですね。
この台詞を引用に選んだのは、マルスに対する好感度が上がったので。
戦闘力で言えば、ヘラクレスには及ばない。だけど、心の強さなら、もしかすると、そこまでの差はないかもしれない。
こんな風に想ってくれる神友がいたヘラクレスは、ほんと、幸せ者だ。
しかし、それだけに、やはり、ヒルデガルドが何を考えているのか、そこがまだ読み切れないな。
ロキの読みが正しく、釈迦が裏切っていたのなら、彼に助力を仰ぎ、代償を差し出すのを良しとしたのは、彼女ってことになりそうだが。
「違う・・・そうじゃない。称えるべきなのは・・・最後まで、折れなかったヘラクレスだ!! ヤツは最後の瞬間まで・・・変わることなく、前を向いていたんだ・・・・・・だから・・・だから・・・・・・・・・・・・神友“しんゆう”に報いるため・・・オレもまた、前を向こう」(byアレス)
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- 感想投稿日 : 2021年2月21日
- 読了日 : 2021年2月21日
- 本棚登録日 : 2021年2月21日
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