浪漫溢れる一冊。
舞台は奥秩父。
残された足跡、連続する不可思議な事件。
まさか、絶滅したとされるニホンオオカミ?
謎を追っていく物語。
タイトル、表紙で掴みはバッチリ。
オオカミ知識と共にページを捲る手はどんどん進んだ。
身勝手な人の行為、野生動物を人為的に絶滅させることの難しさは心にザラッと響くし、有賀親子の言動、行動、全てを冷静に受け止めていく姿は好感が持て気持ちが良い。
あの歴史に残る飛行機事故、トラウマを巧く絡ませていたのも印象的。
今までのシリーズの中で一番現実感、浪漫溢れる作品。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月10日
- 読了日 : 2021年1月10日
- 本棚登録日 : 2021年1月10日
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