人でなしの櫻

著者 :
  • 講談社 (2022年3月30日発売)
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本棚登録 : 367
感想 : 58
2

穢されていくような一冊。

愛の劇場ならぬ自己満足劇場⁇

読み手を引き摺り込むのはやっぱり遠田さんらしい。

そしてこれでもかというぐらいの美と強さに包まれた言葉たちが心に押し寄せるのも遠田さんらしい。

なのにせっかくのその言葉たちが次々と穢されていくような感覚だった。

まるで満開の桜の花が咲くたびに黒く穢され、踏み潰されていくような感覚。

美、芸術を隠れ蓑とした欲望の世界に言葉が出ない。

常人を逸脱したものが極めた先に待ち受けていたのは、異常と狂気。

それは人たるものを脱ぎ捨てる世界。

淋しきかな、涙も桜も…得られなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月6日
読了日 : 2022年5月6日
本棚登録日 : 2022年5月6日

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コメント 3件

まことさんのコメント
2022/05/07

くるたんさん。こんにちは♪

このレビュー、夕べ拝見したのだけど、今、もう一回拝見したら、星が2つしかないですね~。
私も、昨日、遠田さんのこの作品、図書館で借りてきたけど、他に今6冊本が図書館から一斉にきてしまって、全部は読み切れないんだけど、どれをあきらめるか、考え中なんだけど、この作品は、読まなくてもいいかな~。くるたんさんどう思いますか?

まことさんのコメント
2022/05/07

くるたんさん。

相談しておいてなんですが、やっぱり他の方のレビューを拝見していたら読みたくなってきました。他の作品をあきらめることにしようかと思っています(__)。

くるたんさんのコメント
2022/05/07

まことさん♪こんにちは♪

私のレビューは気にしないでくださいね〜^^;

これは評価わかれそうな作品かな。
たぶん芸術に疎い私だからかな〜^^;


あ、スピンオフもあるから良かったら読む前にどうぞ。
noteだったかな。検索してみてください。

まことさんのレビュー、楽しみです♪

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