わかってはいるけれど…の一冊。
悲劇の王妃マリーアントワネット。
彼女の運命は嫌というほどわかってはいるけれど、やっぱりたまに会いたくなるし、悲劇を再確認したくなる。
数々の、これからを予感させるような出来事は偶然とはいえ、彼女の心をざわつかせ、それを忘れるために繰り広げられる贅沢な時間。
寂しさを紛らわすための時間。
彼女の揺れる心情が手にとるように伝わってきた。
首飾り詐欺事件を機に確実に暗雲が立ち込めてきた。
もう少し周りを見渡せれば…もう少し早ければ…いくつものたらればが胸を打ちながら下巻へ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月17日
- 読了日 : 2022年10月17日
- 本棚登録日 : 2022年10月17日
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