王妃マリーアントワネット(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1985年3月27日発売)
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感想 : 128
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わかってはいるけれど…の一冊。

悲劇の王妃マリーアントワネット。

彼女の運命は嫌というほどわかってはいるけれど、やっぱりたまに会いたくなるし、悲劇を再確認したくなる。

数々の、これからを予感させるような出来事は偶然とはいえ、彼女の心をざわつかせ、それを忘れるために繰り広げられる贅沢な時間。

寂しさを紛らわすための時間。

彼女の揺れる心情が手にとるように伝わってきた。

首飾り詐欺事件を機に確実に暗雲が立ち込めてきた。

もう少し周りを見渡せれば…もう少し早ければ…いくつものたらればが胸を打ちながら下巻へ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月17日
読了日 : 2022年10月17日
本棚登録日 : 2022年10月17日

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