シリーズ最終巻。
この時代を、それぞれ自分の身分を生きる人たちの思いを英子とベッキーさんを通して教えてもらった気がする。
そして あぁ、ずるいです、北村さん。こんな終わり方だなんて。
これじゃ良い意味で永遠に心に居座り続ける一冊じゃないですか。
歴史を知っているからこそ襲われる思い、せつなさにまんまと心は捕らえられたまま。
夢の世界であったら、どんなに良かっただろう。この後を思えば思うほど、英子の気持ちに寄り添えば寄り添うほど時を止めたくなる。
いつまでも降りしきる雪、英子の想いを乗せた鷺が舞う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年2月28日
- 読了日 : 2020年2月28日
- 本棚登録日 : 2020年2月28日
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