心地良い一冊。
何度もこれ遠田さん⁇と確認したくなるぐらい心地良い連作短編集だった。
一話一話、とりたてて激しい展開はない。
でもしとしと降る雨音のBGMが欲しくなる雰囲気で読ませてくれた。
七人の誰もの人生の1ページにも関係している堀尾葉介。
明日への希望のひと風を心にそっと吹かせていくような彼の存在が良かった。
そして迎えた最終章が秀逸。
降りしきる雨。
それはまるで彼がずっと抱えていた心のよう。
その心の雨に向き合うかのような姿に目もしっとり濡れる。
うん、こんな超マイルド遠田作品も新鮮で良いな。好き。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月28日
- 読了日 : 2020年10月28日
- 本棚登録日 : 2020年10月28日
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コメント 2件
まことさんのコメント
2020/10/28
くるたんさんのコメント
2020/10/28