登場人物やシチュエーションが決まっていて、そこに事件が起こる連作集だと思って最初の3章ほど読んだ。テレビドラマの「相棒」や「はぐれ刑事」みたいな。
ところが4章以降で登場人物の秘密が明かされるにつれ、そのご都合主義的な話の運びに、なんだかな…と倦んだ。入れ子式のナゾのつもりだろうけれど、主人公のアテナについてはヘンさが透けて見えるし。「レンタル役者」という設定も、「素の自分」も既視感だらけだし。アテナの母親の類型的なところもうんざり。
読文
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- 感想投稿日 : 2022年2月13日
- 読了日 : 2022年2月13日
- 本棚登録日 : 2022年2月13日
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