基本『第一のキラのライト』はLの登場以来ずっとピンチの瀬戸際に立たされてきた。
それをデスノートのルールを後から継ぎ足したり、ライトにキーパーソンをバッタリ鉢合わせたり、ミサを助けたい一心のレムが言いなりになったり、何でもアリな神業DIY細工でギリギリの綱渡りを続けてきた。ライトを綱渡りから落とさないようにするあまり、この4つの荒技(ライトに都合の良い展開)を繰り出し続けてきたと言っていい。
「僕には神がついている。死神だけどな」的なセリフをライトが過去にしたが、それは作者のことだ。そこに作者のヒヤヒヤ感が滲み出てるようで違う意味でハラハラもする。
再びデスノートを手にしたときのライトの悪人ヅラは堪らない。少なくとも僕はこんな悪人主人公のジャンプ作品を読んだ事がない。
本巻で記憶を蘇らせたライトはミサミサの記憶も蘇らせて『計算通り』にLに勝利する。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
0100Private
- 感想投稿日 : 2021年7月17日
- 読了日 : 2021年7月25日
- 本棚登録日 : 2021年7月7日
みんなの感想をみる