うちの旦那が甘ちゃんで 6 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2019年12月13日発売)
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感想 : 13
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うちの旦那が甘ちゃんでシリーズの6作目
2019.12発行。字の大きさは…小。
盗賊と説教、狐と赤猫の短編2話。

月也と沙耶と沙耶組の活躍により事件解決。

【盗賊と説教】
女を騙す悪党「色悪」。囮捜査で沙耶が犯人たちを捕らえたが、黒幕まではいきつけなかった。
その後、色悪になる方法を教える「色悪講」まで出くる、奉行の命令で月也と沙耶が紅花屋を開き、月也は商家のボンボンに扮し、色悪講に入り黒幕・喜助を誘い出す。
喜助が、美貌の牡丹(おかま)を口説くが…。

【狐と赤猫】
蝋燭問屋丸屋文治郎方から火が出て、犯人として手代の定七が捕まる。
これは丸屋文治郎が、定七と娘・香奈の仲を裂き、番頭・権助を香奈の婿とするために、岡っ引きの太蔵に相談して定七を犯人にでっち上げたものである。
一度、奉行所で捕まえた者を簡単に間違いでしたとは言えないし。
また、冤罪となれば、捕まえた岡っ引きの太蔵は斬首、同心は切腹である。
さて月也と沙耶は、どうするか…。

【読後】
今回は、なかの良い同心とその小者夫婦の物語になったっている。
沙耶と月也の掛け合いが、おとなしくなっている。
まことに残念です。
この本は、毎回書き方が変わっている。神楽坂淳さんが、模索しているのだと思うが、第1巻の感動とビックリを持続できないものか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2020年1月27日
読了日 : 2020年1月27日
本棚登録日 : 2020年1月21日

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