迫力満点で、よくここまで細かく描けるものだと感心します。
ナイル川の歴史がよく分かります。
絵で見るナイル川ものがたり ― 時をこえて世界最長の川をくだる
2004.01発行。字の大きさは…大。
ケニア、ウガンダ、タンザニアに囲まれたアフリカ最大のビクトリア湖から流れる白ナイルと、エチオピア北西のタナ湖から流れる青ナイルが、ハルトゥームで合流してナイル川となりアスワンを経て地中海へ流れる7000㎞にのぼる世界最長の川の物語です。この絵本は、その場面を14ヶ所描いたものです。
エジプトは不毛の砂漠地帯ですが、毎年夏のナイル川の増水で水に覆われる地域には河土が運ばれて堆積し、農耕や灌漑が可能になります。この増水を利用して農地の周りに水路を設けて水を貯め。水運を利用して石や、奴隷や、物資を運び。水辺のパピルスを利用して船から紙までいろんなものを作ります。この恵みで歴代の王朝は、ピラミッドの建設や、アレクサンドリアなどの都市建設を行って来ました。
【読後】
この絵本の大きさは、B4用紙ほどの大きさを横に使って見開きで、14の場面をカラーで描いています。迫力満点で、よくここまで細かく描けるものだと感心します。ナイル川を知ることは、エジプトを知る事になるということを知りました。
文は、アン・ミラードさん。絵は、スティーブン・ヌーンさんの本を読むのは、「絵で見るある町の歴史―タイムトラベラーと旅する12,000年」についで2冊目です。
31ページ
2021.08.09読了
★★★☆☆
絵で見るある町の歴史―タイムトラベラーと旅する12,000年 2021.08.09読了
https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/437800108X#
- 感想投稿日 : 2021年8月10日
- 読了日 : 2021年8月10日
- 本棚登録日 : 2021年7月10日
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