はぐれ長屋の用心棒: 華町源九郎江戸暦 (双葉文庫 と 12-1)

著者 :
  • 双葉社 (2003年12月1日発売)
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感想 : 15
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はぐれ長屋に住む華町源九郎たちの活躍の物語です。

江戸は、本所相生町一丁目にある「はぐれ長屋」に住まいする鏡新明智流の遣いて華町源九郎55才は、五十石の貧乏御家人であったが隠居して長屋に越してくる。同じ長屋に住む田宮流居合の遣いて菅井紋太夫48才は、生まれながらの牢人である。華町と菅井は、気が合って暇だと二人で将棋を指している。

発端は、簀巻きにされて堅川(たてがわ、旧中川と隅田川を東西に結ぶ運河)に流された中間の藤八郎を見た華町と菅井は、吉松の母である千鶴から吉松を守ってほしいと二十両(約200万)を渡される。吉松は、病身の五千石の大身旗本久瀬家の当主が外に産ませた子である。

当主の弟である旗本三百石の平戸壮右衛門は、自身が久瀬家の当主になるために邪魔な兄の子である吉松を攫って閉じ込めた。久瀬家には、吉松以外に子がない。華町たちが、吉松を助けていく様子が、分かりやすく勧善懲悪で書かれています。

【読後】
音読を半年ぶりに再開します。数ヵ月前からものを言うと、少し声がもつれるように感じていました。はっきり大きな声を出し続けることが、重要と判断して、音読を再開する事にしました。大活字本で音読をと考えたのですが、2003年12月から2022年7月までで53巻と多くの冊数が出ていて、字の大きいこのシリーズで音読する事にしました。第45巻(2019年6月2日読了)までは読んでいます。再読です。

「図書館 音読用」
華町源九郎江戸暦 ー はぐれ長屋の用心棒シリーズ1作目《再読》《文庫本》
2003.12発行。字の大きさは…中。2023.09.19~28音読で読了。★★★☆☆
図書館から借りてくる2023.09.18
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はぐれ長屋の用心棒シリーズ(音読)一覧
10.孫六の宝
09.父子(おやこ)凧
08.湯宿の賊
07.黒衣の刺客
06.迷い鶴
05.深川袖しぐれ
04.子盗ろ
03.紋太夫の恋
02.袖返し
01.華町源九郎江戸暦 2023.09.28読了
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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2023年9月28日
読了日 : 2023年9月28日
本棚登録日 : 2023年9月18日

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