あの路
2009.09発行。字の大きさは…中。
文は、山本けんぞうさん。
絵は、いせ ひでこさん。
表紙の少年と黒い犬の絵が、とても印象に残る絵本です。
ページを開けて行くと、いせさんの落ち着いた色遣いと、美しい青色が目に入って来ます。
ママと死別れた少年が、叔母さんの家へ引き取られて、従兄弟と学校へ行きますが、虐められて学校へ行けず。唯一の遊び相手3本足の黒い犬と走り回り、遊んでいます。
少年は、おばさんの家をで、3本足とも別れて町を出て行きますが、心にはいつも3本足が一緒にいます。
【読後】
寂しく、厳しい環境の少年と3本足の黒い犬との心温まる物語です。
少年の心に3本足の黒い犬が、いつも寄り添っています。
この絵本を見て、読んで、私は、心に誰か一緒にいてくれるひと(動物)が居れば、人は生きて行けるのだと思いました。
少年は、どんな時にでも一人ではありません、心には、いつも3本足の黒い犬がいます。
読み終って、胸に……沁みてきます。
2020.10.07読了
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
詩集、絵本、写真
- 感想投稿日 : 2020年10月7日
- 読了日 : 2020年10月7日
- 本棚登録日 : 2020年9月27日
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