ミステリ、怪談、チャンバラ活劇にスパイアクション、カーチェイス。
時代物の中にこれでもかと盛り込まれたサービス精神。
これぞエンターテインメント。
実在の多数の人物、多数の事件が虚実入り交じり、干潟干兵衛と孫娘お雛をのせた辻馬車を軸に収束していく様は見事。
明治時代の独特の雰囲気もいいです。
角川文庫版もありますが、ちくま文庫版の装丁のほうが味があって好きです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
山田風太郎
- 感想投稿日 : 2011年12月19日
- 読了日 : 2011年12月19日
- 本棚登録日 : 2011年12月19日
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