古き良きミステリ。そしてジャケ買い。
敵が多すぎる被害者のばあさんと、動機がありすぎる容疑者たち。
事件解明に乗り出す教師キャロラインと悪がきルーパート。
あらゆる可能性を検証し、そこまでやるかというくらい小さなことまで潰していく。そして最後に残ったものは。
『フェアプレイで謎解きを』とは帯の文言ですが、それに違わず丁寧すぎるくらいやってます。ラストに一同を集めて探偵が謎解きなんて、もう醍醐味、様式美ですよね。そこでもきっちり伏線を回収しています、ホント丁寧に。いや、いいんですよ、伝統芸能です。
個人的には、学校で生徒達がいかに教師を誘導して授業を脱線させようとするかのくだりが面白かったです。
あ、誤解なきように。もちろん本編は良質のミステリでした。このシリーズ、他も読みたいなと思っています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ(海外)
- 感想投稿日 : 2012年2月29日
- 読了日 : 2012年2月27日
- 本棚登録日 : 2012年2月27日
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コメント 2件
円軌道の外さんのコメント
2013/05/14
kwosaさんのコメント
2013/05/15