最近村上春樹の関連書物というか、エッセイとか翻訳とか色々読んでいて、なかなか村上春樹本体には取りかかれていないんだけど、なんとなくそんな感じで外堀を埋めている。
著者はアメリカで村上春樹の著作を翻訳している翻訳家。
翻訳家だから当たり前といえばそうなんだけど日本語に不自然な部分が全くなかった。
『村上春樹と私』というタイトルだけれども春樹との話だけでなく、芥川など(もともと専門だったらしい)古典的な日本作家の話や、能の話なども出てきて、さすが専門家、日本に住んでいる自分なんかよりよほど日本文学に精通している。春樹とのエピソード以外の部分も楽しく読むことができた。
著者の小説『日々の光』、少し話題になってたけど気になるな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年12月7日
- 読了日 : 2016年12月6日
- 本棚登録日 : 2016年12月6日
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