誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち

  • 早川書房 (2016年9月21日発売)
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本棚登録 : 603
感想 : 57
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タイトルからして、ビジネス書かなと思ったけど中身は実録ITポリティカルサスペンスでした。
前半のmo3開発秘話の当たりや、モリスが上り詰めていく様は非常にスリリングで、当時を知るだけにおもしろかった。
学生の時、研究室のネットを使って、鯖たてて、串通して、交換レート決めて、w@rezサイトで交換してたなあーと感慨深く思い、ああいったことの裏にはグローバーのような連中が跋扈してた訳ね。bit trentつかってmp3とかダウンロードしまくってたから、シーンのファイルとか持ってたかもね。怪しいサイトいっぱいあったもんな、確かに。
ストリーミングのために必死で研究した技術が、CDを「音」と「円盤」を分けてしまうということな活用されてしまったことは、開発者からすると慚愧な絶えないかもしれないけど、仕方ない。
ノーベルのダイナマイトと同じ、必然だったと思います。誰かがやってた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: IT
感想投稿日 : 2016年12月14日
読了日 : 2016年12月14日
本棚登録日 : 2016年12月14日

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