悪貨 (100周年書き下ろし)

著者 :
  • 講談社 (2010年6月21日発売)
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本棚登録 : 422
感想 : 84
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新聞で紹介されてたから、図書館で予約して順番が回ってきた

小説として読むにはぐいぐい楽しめるが、
安定した(とりあえず?)日本経済を大混乱に陥れ、
巨万の富を思いのままにした主人公の末路が悲しい

(それで★一つ減・・・できれば私のブログで書き足したいくらい・・・(^_^;))
権力とか億万長者(今は言わないの?(^_^;))とか、
または日本を動かす人間とかには憧れはしても、
そういう人になってもあんまり幸せとは違う方向に行ってしまいがち
なのでは?と思ってしまう。
お金はなければ困るけど、使い切れないほどあっても困るで。
(使い切れなくて困るほど持ってみたいって?)

大勢の人からちやほやされなくても、ひっそりと生きて、
健康な体と、心許せる少しの人たちと語りあえる、ささやかな幸せがあれば十分。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年6月12日
読了日 : 2011年6月12日
本棚登録日 : 2011年6月12日

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