アマゾンでの評価が高かったので購入。
著者の作品は初めて手にしましたが、楽しめました。
主人公、黒田は警視庁総務部企画課情報室室長。
ノンキャリアながら優秀な警視であり、様々なルートから信用性の高い情報収集を行い、調査を進めていく。
本作では、企業を相手にした多額の詐欺疑惑、新興宗教による警視庁襲撃、大物代議士と暴力団との結び付きが、黒田によって、全て繋がっていく、というもの。
こう書くと、規模が大きすぎてまとまりのない仕上がりではないかと思われそうですが、無理なく、きちんとまとめられています。
著者の背景を知らずに手に取ったのですが、警視庁出身、議員秘書経験者だったのですね。
道理で作品内でもリアル且つ、勉強になる程の詳細な描写がなされているのかと、納得しました。
登場人物が多くを語らず、余計な枝葉を付けることもないので、主軸がブレていないのも私好み。
シリーズ3作目だったようなので(失敗)、これから1作目に戻って読んでみようと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月14日
- 読了日 : 2022年10月14日
- 本棚登録日 : 2022年10月14日
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