「サディズム」の語源になった筆者による、清らかで親切な心を持った少女がただただ暴力と性的倒錯者の欲望に汚されていく過程を綴った救いのない一冊。
様々な性癖を持った登場人物を見ると、作者の趣味の広さがよく分かる。
それぞれ、自分がなぜ弱者に救いの手を差し伸べず、虐げることを厭わないのか?に対する哲学を語るシーンが多く、"自然"と"性癖"を比較しているのが興味深い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年9月28日
- 読了日 : 2016年9月28日
- 本棚登録日 : 2016年9月28日
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