求婚されたガーディアン・プリンセス (コバルト文庫 か 8-49)

著者 :
  • 集英社 (2008年4月1日発売)
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本棚登録 : 56
感想 : 6
5

ガーディアン・プリンセスシリーズ3作目。
ジェラルド・ムーアがヴィヴィアンに求婚しました。
タイトルが分かりやすくていいですね。
シリーズものだと、どの巻あたりでどのエピソードだったか、後々思い出せないことがよくあるので。
今シリーズは章タイトルも分かりやすいです。
「ヴィヴィアン・ブラックフォードはいかにして愛の日々を過ごしたか」
「大怪盗バロンはいかにしてホンモノの愛に近づいていったか」
「ジェラルド・ムーアはいかにして正式な結婚の申込みをしたか」

今作は、バロンとのラブラブぶりはロマンチックで素敵だし。
ヴィヴィアンがスキャンダルやら、嫌な奴から結婚するよう迫られたり、それをどうジェラルド・ムーアが回避するのか?というドキドキやらで、かなり盛り上がりました。すっごい勢いで読んじゃった。シリーズで一番面白い回かも。
ヴィヴィアンやベルは、勇気があって行動力のある女性として、とてもコバルトらしい女性。それでいてジェラルド・ムーアもシヴァも素敵でカッコいい男性で、女性のピンチを救って守ってくれるヒーロー。ワクワクする時代設定に事件の数々。本当にコバルトらしいお話。とっても好きです。

ところで、あとがきによると、今シリーズの構想はヴィヴィアンの結婚後の二重生活から始まったのだとか。なるほど、それはよく分かる。その二重っぷりがすごく楽しいから。
最終巻までのストックが家にありますが、すぐに読破しそうな勢いです!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コバルト
感想投稿日 : 2010年6月21日
読了日 : -
本棚登録日 : 2010年6月21日

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