2008年ロマン大賞入選作『いつまでも』改題。
日常系のもの、ロマンでも受賞させてるのかー!と驚き。
ノベルで日常系を書いてて、これでいいのか?と思っていたところだったので、タイムリーでした。
いつも必要なときに必要なものが読めるのは、神様の粋な計らいか、ありがたいことです!
確かに、すーっと読ませる筆力はある。
登場人物もたくさん出ているのに、きちんと描けていて、どの人も印象に残るし。
ただし、題材の選び方が、暗いのが難点。
説教臭かったりするところは、しんどいし。
読後感が爽やかなものではないのです。
「自らを語るという域を出ていない」という選評を気にされてか、以後の作品はわりと好きです。歴史好きなようで、趣味も合いますしね!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コバルト
- 感想投稿日 : 2010年5月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2010年5月12日
みんなの感想をみる