屋上ボーイズ (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (2008年10月31日発売)
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本棚登録 : 134
感想 : 15
4

2008年ロマン大賞入選作『いつまでも』改題。
日常系のもの、ロマンでも受賞させてるのかー!と驚き。
ノベルで日常系を書いてて、これでいいのか?と思っていたところだったので、タイムリーでした。
いつも必要なときに必要なものが読めるのは、神様の粋な計らいか、ありがたいことです!
確かに、すーっと読ませる筆力はある。
登場人物もたくさん出ているのに、きちんと描けていて、どの人も印象に残るし。
ただし、題材の選び方が、暗いのが難点。
説教臭かったりするところは、しんどいし。
読後感が爽やかなものではないのです。
「自らを語るという域を出ていない」という選評を気にされてか、以後の作品はわりと好きです。歴史好きなようで、趣味も合いますしね!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コバルト
感想投稿日 : 2010年5月12日
読了日 : -
本棚登録日 : 2010年5月12日

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