できる男は超少食―空腹こそ活力の源 !

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  • 主婦の友社 (2015年3月16日発売)
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感想 : 70
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少食には興味があるんで買ってみました。

トンデモ本で有名な船瀬俊介さん。安定のすごい本でした。凄く悪い意味で。

まず、少食には賛成です。
最低必要カロリーと栄養さえ取れれば、人は生きられるし、もしかしたら体調も良くなるかもしれない。長寿にもなるかも。今度こそはそんな本だと思って買いました。

なのに安定の偏りすぎです。
まず、少食どころか、なんなら何も食べなくてもいい。人はコロナエネルギーで生きていく等、恐ろしい内容でした。さらに少食に都合のいい物や理論のみを取り上げ、都合の悪いものは完全無視。自分の理論に都合が悪そうなら、科学的根拠がある例も陰謀や少食じゃない人の僻みや思い込みで片付けます。

こういう物の考え方をする人が、カルトにハマったり、教祖になるんだろうなぁと思いました。

一応、世界の餓死者や拒食症の人を何と言って説明するんだろうと、最後まで読みましたが全く触れず。
彼らの理論が本当に正しいのなら、南米やアフリカ、北朝鮮などの貧しい人は、活力的で、頭も良く、長寿のはずですが。そこらへんはどうなんだと本当に聞いてみたい。

信じる人はいないと思いますが、子供やお年寄りにこの理論を適用すると、間違いなくネグレクトで捕まるので用心。

間違いなく害書ですが、頭の悪い人や偏った考え方をする人が、どのような文章を書くのかという点においてとても参考になりました。

わかってはいましたが、まともに書くより、極端に書く方が本は売れるんですよね。さすがです。(´・_・`)

しかし、この本が十万部とは、極端な意見やトンデモ本で、これだけ売れれば、また暫くは安泰ですね。次はなんでしょうか?

時事ネタな所で、建築関係を攻めますか?
楽しみにしています(`_´)ゞ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年11月5日
読了日 : 2015年11月5日
本棚登録日 : 2015年11月5日

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