上巻は、3人の男子中学生(14歳)が殺人を犯すまでの日常をポートレイト。
ヤバい、面白い。実に些細で突発的な、しかしながらどこまでも根強く鬱屈した感情から引き起こされてしまう3件の殺人は、読んでいて呆気ないくらいサラッと描かれている。が、それが何ともリアルで、実際の少年犯罪や殺人の動機、衝動ってこんな感じなのかな、と思えてしまった。まるでノンフィクションのようです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
長編
- 感想投稿日 : 2010年12月9日
- 読了日 : 2010年12月9日
- 本棚登録日 : 2010年11月4日
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