妻子を殺害した罪で逮捕された行員。
彼の犯罪動機があまりにも突飛だったことから、小説家の「私」がノンフィクションに収めるべく、事件の背景を探っていく。
だが、探れば探るほど、彼が分からなくなっていく。
過去の事件、今回の事件、彼の周りの人たちが語る「彼」。
人は、他人のことをどれだけ理解出来るのだろうか。
見えているものを、見たいようにしか見ない我々に一石を投じられた気がしてならない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
長編
- 感想投稿日 : 2017年9月28日
- 読了日 : 2017年9月28日
- 本棚登録日 : 2012年9月14日
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