怪盗パピヨン steal2 -黒鉛の塔の秘密- (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社 (2011年4月12日発売)
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感想 : 3
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“大きなあくびをしながら、ぼさぼさ頭をかいていた雅也が、奈那の存在に気づいた。
「おっ。ナゾナゾもいるのか。」
雅也の表情が、一瞬にして笑顔に変わる。
笑うと、えくぼができ、とても人なつっこくなる。
「ナゾナゾじゃないよ。桃園だってば。」
「ははは。ま、どっちでもいいじゃねえか。」”[P.56]

これ主要人物に色の名が入ってるのな……。

“ドラグーンが、ほんとうに黒坂先生だったら、どういうことになるのか。
奈那の脳みそは、ミキサーでかきまわされたように混乱してきた。
それで、あいまいな返事しかできなかった。
「パピヨンをつかまえることが、ミスクラの第一目標なのは、変わらない。だけど、これからは、ドラグーンに関するなぞもとかなくちゃいけないと思うんだ。」
「うん。わかったわ。ドラグーンがマスクで顔をかくしているのも、パピヨンをつかまえようとしているのも、なにか理由があるはずだもんね。」
もしかすると、パピヨンとドラグーン、いや、胡蝶先生と黒坂先生には、深い因縁があるのかもしれない。”[P.212]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書本
感想投稿日 : 2012年9月3日
読了日 : 2012年9月3日
本棚登録日 : 2012年9月3日

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