劇場版ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち (JUMP j BOOKS)

  • 集英社 (2007年3月12日発売)
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感想 : 6
3

“「おれが奪ったもの……?金か?」
クロコダイルは肩をすくめた。
それとも名声か。ダンスパウダーでコブラの名声を貶め、王位を奪おうとしたことか。
それとも信頼か。片腕のミス・オールサンデー<ニコ・ロビン>を始末したことか。
それとも命か。宮前広場に転がっているチャカとコーザのことか。アルバーナで殺しあう数百万の愚かな国民のことか。
それとも雨か。砂に埋もれた町と、ちっぽけな幸せのことか。たったひとり井戸を堀りつづける頭が干からびた老人のことか。
否――そして、是。
ルフィが想うのは、それらすべての悲鳴を一身に受け止めて戦ってきた、気高い王女の姿であった。
「国…………ッ!」
ゴムゴムの回蹴りが伸び、クロコダイルに襲いかかった。”

最後は少し泣いたり。
映画見てみたいなー。

“『――今まで本当にありがとう!冒険はまだしたいけど、私はやっぱりこの国を……!』

愛しているから。
ペルが守ったアラバスタを、コーザたちと守りつづけたいから。
「だから、わたしは行けません……!」
ビビは<ゴーイング・メリー号>の仲間たちに別れを告げに来たのだから。
岬に吹いた突風がビビの体を持っていこうとする。そのまま空を飛びたかった。あの小さな船に乗って。あの冒険の海へと漕ぎ出したかった。
「わたしはアラバスタ<ここ>に残るけど……また、いつか……会えたら……!」

――もう一度、仲間と呼んでくれますか。”

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書本
感想投稿日 : 2011年4月17日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年4月17日

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