現代詩が好きなので、どうしても厳しい見方になってしまう。でも、日曜の夜に月曜日の活力を犠牲にして読んだということはまあ、それなりに惹かれていたのだろう。
なんつーか創作の業とか盗作のようなテーマは古すぎるよ。想像力のかけらもないと思う。たがみよしひさが90年代に30ページの漫画で描き切っていて、てことはそれ以前に大量の先行者がいたってことで、それを今更やる鈍感さには呆れ果てる。チェイサーとかアオイホノオとか漫画を描くことについての漫画がしかも良質なものばかりが量産されている現在に、創作者モノをしんきくさーくおセンチに高尚ぶって書くのはトップグループから何周も遅れてゴールして一位だと勘違いして喜んでいるのに等しい。どんなに深刻ぶってみても、等しい。
ただ、生きづらさに悩んで生きたり死んだりする人たちがリアリティーを待って作品の中に存在することは、それだけは尊いことだ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年4月16日
- 読了日 : 2018年4月16日
- 本棚登録日 : 2018年4月16日
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