贖罪の奏鳴曲

著者 :
  • 講談社 (2011年12月22日発売)
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本棚登録 : 2080
感想 : 363
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どこかで「リーガル・ハイ」っぽいという感想を読んで、借りてみた作品。
御子柴礼司、かっっっこいい!法廷でのやりとりはリーガルハイっぽいけど、感情ではなく論理で崩しているから違うかなと言う印象。
主人公がヴィラン(悪役)なの?と思いながら読み進めていたけど、なるほどダークヒーロー。ブラックジャックの弁護士版というか。読み始めたときの印象と最後の印象が全然違う。ひんまがっているけど、真面目に、そして孤独に「生きている」人。
事件が二転三転していくなかで御子柴の心中にもグングン迫っていって、すごいスピード感だった。
ストーリーとはちょっとずれるけど印象に残ったのは、最初のほうで裁判員裁判について御子柴が依頼人に話しているシーン。あんまり考えたことのない視点での説明に衝撃を受けた。
そんでもってドラマは三上博史が御子柴をやってるというね。気になる!早く続き読みたい!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2016
感想投稿日 : 2016年8月7日
読了日 : 2016年8月7日
本棚登録日 : 2016年8月4日

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