個人individualを個々の人、場所に応じて分化した、分人主義divisualismの行き渡る、2033年のアメリカ。
宇宙船「ドーン」に乗り、初めて火星に降り立った勇敢なクルーたちだったが…。
途中登場人物の名前に混乱しかけ、内容の停滞に
ページを繰るスピードが落ちたものの、総じて興味深く読めた。
「いいかね、アストー。人間は、社会に有益だから生きていて良いんじゃない。生きているから、何か社会に有益なことをするんだ。」
そして、主人公である医師でクルーの明日人が、
悩みの果てに辿り着く、その場所があそこでよかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年2月8日
- 読了日 : 2012年2月8日
- 本棚登録日 : 2012年2月8日
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