花を追え――仕立屋・琥珀と着物の迷宮 (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA ハ 8-1)
- 早川書房 (2016年11月22日発売)
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感想 : 33件
第6回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作。
和服(着物)と主人公・八重の過去に纏わる謎解き。日常の謎の連作短編ミステリー。
ハヤカワ文庫かつアガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作となると、お堅い小説を想像したけれど、書影から受ける印象通りの作品でした。(ライト文芸にあたるのでしょうか?)
最初の2話は着物(和装)に関わる謎解き。3話目から主人公・八重の過去の謎に踏み込んでいく展開で、この辺りからページをめくる手が止まらなくなりました。
琥珀さんのキャラクター、最初に思っていたものから、どんどんズレていった気がします。割とさらっとした性格かと思ってましたが、一途というか…。
着物に関する蘊蓄が満載。
和装の知識がないので、ちょっと調べてみたくなりました。(特に着物の柄)
面白かったので、続編も読んでみようと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2018年12月2日
- 読了日 : 2018年12月2日
- 本棚登録日 : 2018年11月28日
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