今回は清十郎さんを中心に描かれていました。
お安さん、地味かもしれないけど聡明で素敵な女性です。きっと八木家をともに支えていってくれることでしょう。
また、これまで語られてこなかった、お由有さんが清十郎さんの父親へ後妻に入った経緯が明らかになりました。
本作も楽しく読ませてもらいました。
麻之助さんはまだまだお寿ずさんのことが忘れられないようですが、前作の『ときぐすり』とは異なり、お寿ずさん思う麻之助さんが自然体でいてくれるのが何だかほっとします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2015年8月6日
- 読了日 : 2015年8月6日
- 本棚登録日 : 2015年6月16日
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