有象無象のデス・ゲームもののひとつ…といった印象だったが、ラストの締めかたに独特の味があり、思ったほど悪くはなかった。どちらかというと立ち上がりがいまいちで、後になるにつれ挽回していく晩成型か。
多士済々なキャラクターを揃えているのに、各人の特技が活かされ(他のメンバーは感心す)る「見せ場」がほとんどないのは残念。文字どおり、「殺されるためだけの存在」という感じ。
ストーリーの骨格も登場するクイズの問題も、ロジックを愉しませてくれるものではないが、サスペンスフルな雰囲気はそれなりに味わえると思う。
2015/7/24読了
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
クローズド・サークルっぽい何か
- 感想投稿日 : 2015年7月24日
- 読了日 : 2015年7月24日
- 本棚登録日 : 2015年7月24日
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