編集と表紙デザインを担当しました。

この本は、かなり学術的な内容で、宗教書ではないのですが、宗教に対しての深い見解を述べておられます。

著者は、昭和25年(1950年)12月 北海道室蘭市生まれ。
高校時代は歴史書や文学を読み漁り、東京大学卒業後は企業に就職。
「人間を行動に駆り立てている原動力は、宗教なのではないか」と思うようになり、プロテスタントの教会に10年以上通ってキリスト教の信仰を理解し、さらに大学に入り直して仏教を学び修士号を取得。

仏教・キリスト教・神道などの考え方が分かるにつれて、日本人だけでなくアメリカ人もその他の民族も、その民族が信じている宗教に基づいて行動しているということがわかり、今回その見解を電子書籍としてまとめられました。

私は無宗教だと自分で思っていたのですが、この原稿を拝読して、影響を少なからず受けているのだとわかりました。

ひとつの宗教だけでなく、あらゆる方面から研究された著者の深い理解が、とても面白い仕上がりとなっています。
文章はどちらかといえば、論文的ではありますが、宗教や歴史の研究をされているかたなら、とても興味深く読めることでしょう。

2014年8月23日

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