2012-10-12T05:40:57+09:00
平家物語に取材された本だが、基本的には木下先生の知盛観で描かれている。
さすがに描写が美しいなあと思える場面もあったが、全体的には不思議な緊張感と主観(共に物語のではなくて、作者の)を感じて、絵本かどうかという以前に、わたしはあまり面白くなかった。
同シリーズの俊寛が非常に良かったと記憶しているので、この作者は個人的思い入れがない人物を書いたときの方が筆が冴えるのかなと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
平安末期
- 感想投稿日 : 2012年10月12日
- 読了日 : 2012年3月
- 本棚登録日 : 2012年10月12日
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